１０月３１日（金） イワカツ！⑨⑩

　今月も各班の計画で、「イワカツ！」（岩船のためにできる活動）の活動を行いました。

　この活動のねらいは「生徒が自ら考え行動することにより、自信をつける」と「生徒の岩船への愛着をより深める」です。このねらいを達成するために、全校生徒を８班に分け、テーマごとに岩船のために活動します。地域を活性化させるために自分たちにできることを考えたり、課題解決のために情報収集したりしながら、自分たちで決めたテーマの実現を目指します。また、この活動を通して、明確な答えのない課題に対して「自ら考え行動する力」や「失敗から学ぶ力」などを育成し、自信をつけることも目指します。

　各班の活動の様子を紹介します。

①　町づくり協議会

　７月に町づくり協議会の方から「ごみが問題になっている」と聞き、実際に岩船の海岸、国有林、港などのごみのある場所を見てきました。いろいろな問題があることを聞き、市民への啓発ポスターをつくることにしました。

　９月は、「ポイ捨てを減らす呼びかけ」「熱中症対策」「熊の危険性を伝える」などのポスターづくりに取り組みました。

　１０月２日は、学校から右に向かい、ローソンの前を通って、港や公園などのごみ拾いに行ってきました。また、作成したポスターを地域に配布しました。

　今回の活動では、１２月の発表会に向けて話し合いを行いました。その後は、発表会に向けてのスライド作成やまとめの準備を行いました。

②　ゆるキャラ

　７月に地域コーディネーターと地域の元保育士の方々に来ていただき、「ふぎょちゃん」のゆるキャラづくりを進めました。今後、「ふぎょちゃん」をかぶった時にどのようなキャラクターを演じていくかも考えていきます。

　９月も引き続き、「ふぎょちゃん」のゆるキャラづくりを進めました。

　１０月２日も引き続き、１０月１８日（土）の岩船祭りで地域にデビュー（時間帯や場所などは後日、紹介します）する「ふぎょちゃん」のゆるキャラづくりを進めました。更に、当日生徒が持つプラカードや、「ふぎょちゃん」の名札も作りました。

　今回の活動では、３限にゆるキャラづくりでとてもお世話になった方々にお礼をするための準備活動を行いました。お礼の気持ちを伝えるために、岩船祭りでの活動の様子がわかる写真の準備と手書きのメッセージを貼った色紙をつくりました。４限にお礼の気持ちを伝える会を行いました。とても喜んでいただきました。

③　異世代交流

　７月に地域の方の協力のもと、ドローンを使った異世代交流ができないかを考えました。また、ドローンの様々な使い方（空からの監視・警備、災害対策、測量、農薬をまく、イベントなど）を調べました。

　９月は、講師の方からドローンを飛ばすにあたっての注意事項や体験談をお聞きしました。グラウンドで講師の方のデモ飛行を見た後、体育館で生徒一人一人がドローンの操作体験をさせていたきました。

　１０月２日は、ドローンを画面の中で操作するシミュレーターを全員が体験しました。その後、ドローンを利用する時の法律について学びました。

　今回の活動では、ドローンで校舎内を撮影をしました。校内のいろいろな教室の様子や他の班の活動している生徒を撮影しながら、１階から順番に上にあがっていきました。最後は屋上で撮影しました。素敵な笑顔があふれました。

④　発信通信

　７月は「イワカツ！の紹介」と「町づくり・ゆるキャラ・異世代交流の活動や魅力」を動画で撮影するという活動の方向性を決めました。さらに、その動画のＱＲコードを貼り付けたカードを、１０月１８日の岩船祭りの時に配布する計画を考えました。

　９月は、他の班に同行して他の班の活動の様子を取材する人と、どんな動画をどのようにつくるかを相談する人に別れて活動しました。実際に「ふぎょちゃん」のメイキング映像を撮影し、ショート動画をお試しで作ってみました。

　１０月２日は、１０月１８日の岩船祭りの時に配布するカードのＱＲコードで読み取れるショート動画づくりを行いました。

　今回の活動では、１０月１８日に「ゆるキャラ」班にカードを配布してもらった結果、「作成したショート動画の視聴数がどうであったか」などが話題になっていました。その後、１２月の発表会に向けて話し合いを行い、準備活動を行いました。

⑤　海ゴミ・プラゴミ

　７月は海のゴミを使った「廃材アート」を作成することに決めました。班で手分けをして、「海にごみを拾いに行く計画」と「廃材を使ったアートの計画」を考えました。

　

　９月は、海にごみを拾いに行きましたが、アートに必要な色のごみは思ったよりも少なかったようです。

　１０月２日の活動も引き続き、アートに必要なガラス片などのごみを拾うために海に行きました。

　今回の活動では、集めてきたごみを加工してアートの作成を開始しました。下の写真は活動の様子と作成中のアートです。みなさん、どんなアートを作成しているか、分かりますか？

⑥　観光

　７月は、地域のプロカメラマンに来ていただき、校舎内で生徒や先生方をモデルに写真の撮り方を教えていただきました。光の入り方によって全然違う写真になることに生徒は驚いていました。今後は、岩船の写真集をつくるか、統合による使わなくなる校舎の写真集をつくるかを考えていきます。

　９月は、地域のプロカメラマンの指導のもと、石船神社付近でいろいろな写真撮影をしてきました。

　１０月２日の活動では、岩船の魅力を伝えるための写真を撮影してきました。前回と同じ地域のプロカメラマンに同行していただき、小学校や海、コキアなど様々な場所で撮影してきました。その際に、「ふぎょちゃん」のアクリルスタンドも活用しました。

　今回の活動では、１２月の発表会に向けて話し合いを行いました。その後は、発表会に向けてのスライド作成や自分のお気に入りの写真を探す作業を行いました。

⑦　食

　７月は、「岩船麩」を使った料理のレシピを調べ、必要な材料などを確認しました。これからはその料理を広く紹介するために、実際に自分たちで料理してみる計画をつくりました。

　９月は、地元にある「本間のり屋麩店」を訪問して、「岩船麩」をつくる流れを教えてもらったり、道具を見せてもらったりしてきました。

　１０月２日の活動では、１２月の発表の準備と生徒が考案したレシピを載せた「レシピ本」の作成を進めました。レシピ本を紙とデジタルのどちらで配布するかを考えているところです。

　今回の活動では、１２月の発表会に向けて劇をすることが決まりました。その後は、どんな劇にするかの話し合いやシナリオをみんなで考える時間になっていました。

⑧　石碑・小路

　７月は、岩船の小路や石碑を見るために、実際に岩船地域を散策してきました。

　９月も前回同様、地域の石碑を巡ってきました。

　１０月２日の活動では、今後の活動のヒントを探して、おしゃぎり会館と村上歴史文化館に行ってきました。

　今回の活動では、１２月の発表会に向けて話し合いを行いました。なかなかいいアイデアが思いつかずに、みんなで悩んでいる様子がありました。

　１２月２日（火）午後、「イワカツ！」の取組発表会を行う予定です。保護者、地域の皆様に１０月下旬頃にご案内いたしますので、ぜひ発表会にお越しください。よろしくお願いいたします。